朝来市役所にて報道記者発表を行いました
7月6日(月)朝来市役所本庁舎にてSUGOMoRIリゾート生野高原の報道記者発表を行いました。
発表内容
ゴルフ人口の減少と高齢化によりゴルフ場への来場者は減少しピーク時の半数となり、それに伴い別荘 地 所有者も 高齢化が進み 、当初販売された分譲地約230区画のうち利用されている別荘は20区画程度のみ。
この使用されなくなった別荘地の活性化により、生野高原カントリークラブを中心とする高原リゾート復活を目指し地域とゴルフ場、地元金融機関が連携し呼びかけたところ、その思いに賛同した建築家グループが高原の持つ可能性に魅力を感じ『 SUGOMoRIプロジェクト』を立ち上げ、スタイリッシュで独創的な宿泊施設を設計、建築。国内外から注目を集めることが出来そうな建築作品の一部が完成したため完成見学会を実施します。
完成した宿泊施設4物件の見学会
- 「Villa Koti」:ヴィラ コティ
スタイリッシュなリノベーションを実施した暖炉のある別荘 - 「Tree Koti」:ツリー コティ
木の上に作られた本格的なツリーハウス。これほど充実した設備は国内でも珍しい - 「Dome Koti I」:ドーム コティ
星空満天、設備充実の全面ガラス張りドーム、冷暖房完備 - 「Log Koti」:ログ コティ
スタイリッシュなリノベーションを実施した本格的ログハウス
※Kotiはフィンランド語で家という意味
生野高原開発株式会社の歩みと現状の取り組み
昭和37年、但馬の財界と姫路の経済界が一つになり、発展する播磨工業地帯のベッドタウンとしてゴルフ場や別荘地を開発し関西の軽井沢を目指し、法人設立を決定。朝来市(旧生野町)が筆頭株主となり、地元金融機関、地元企業などの出資により翌年の昭和38年4月、生野高原開発株式会社を設立。昭和39年10月アウトコース完成により仮オープン、翌年の40年8月にインコース完成によりグランドオープン、開場56年の歴史あるゴルフ場。開場後の昭和40年には別荘地も完成、テニスコートやアーチェリー場、パターゴルフなどを整備し、ピーク時の来場者数は4万人を超えていた。しかし、バブル崩壊、リーマンショック、景気後退、ゴルフ人口の減少により徐々に高原全体も活力を失い今では高原の施設としては「生野高原カントリークラブ」と「生野高原レストラン・カッセル」(株式会社タクミナ)のみで宿泊施設も無く、遠方からのゴルファー集客が困難な状況となっていた。
この状況を打開するべく、地元の栃原区、生野高原カントリークラブ、地元金融機関但陽信用金庫が連携を図り、別荘地を使用されなくなり売却を希望されている方の情報を整理し高原の活性化、地域創生に興味を持ち協力いただける方を募ったところ加古川、姫路の建築家グループに賛同いただき「凄いもりで巣ごもる」をキャッチフレーズに「SUGOMoRIプロジェクト」を始動。
SUGOMoRIプロジェクト
- 高原の可能性に興味を持たれた建築家2名が別荘をそれぞれ購入、リノベーションを実施し別荘を活用、ゴルフ場のメンバーとなり高原の魅力を実感
- 栃原区、生野高原開発株式会社がもつ所有者情報を元に別荘地所有者へ積極的な別荘利用を、土地活用を依頼
- 所有者の高齢化が進んでおり、所有者や相続人から売却の相談がある場合は積極的な活用を検討されている先を紹介
- 別荘は福利厚生施設や個人利用として所有はしたいが「管理が大変」や「利用頻度が高くない」などのデメリットやリスクがあるため、カバーできる仕組みを検討
- 協力いただいている、2名の建築家が魅力ある宿泊施設を自ら設計、建築、リノベーションを行い、宿泊・グランピング事業を開始し自己利用もしながら貸出しを実施する
- 成功事例を作り既存の別荘地所有者や新規購入者の宿泊事業の新規参入をプロデュースし福利厚生や別荘所有という夢の実現から地域創生につなげ最終的には、個人の少額資本なビジネスモデルを作り上げる事を目指している
- 当面はコロナの影響により海外旅行は敬遠され「マイクロツーリズム」という考え方で外出することが予想されるため、兵庫県の中心に位置する生野高原で、話題を呼ぶ建築物での宿泊と最高の景色の中でプレイする高原ゴルフを融合させ県内や近隣他府県からの集客により朝来市全体の活性化、地域雇用の拡大を目指す